高脂血症の悪影響と食事療法の紹介

高脂血症とは、血液中のLDLコレステロールやトリグリセライドが多すぎて、HDLコレステロールが少なくなる病気です。高脂血症を放置すると、血管の動脈硬化が少しずつ進んでいき、やがて心筋梗塞や脳卒中などの深刻な病気が引き起こされるなのの悪影響があります。

高脂血症の原因としてのコレステロールと中性脂肪のどちらかあるいは両方高いのかにより、また合併症の有無などにより、食事療法のポイントは若干異なってきます。ただ基本は同じですので、下にそのポイントを紹介します。食事療法では、平均総コレステロール値の1割、中性脂肪では2割程度の低下が期待できます。一般には、総コレステロールで5%、中性脂肪で10%低下すれば、食事療法の効果ありと判断されます。1~2ヶ月食事療法を継続して、それ程効果が見られない場合は、薬物療法の適応と考えても良いでしょう。では、次に食事療法のポイントを紹介いたします。

★動物性脂肪の摂取をコントロールすること

動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれ、これはLDLコレステロールを増やします。逆に植物性脂肪や魚類に含まれる不飽和脂肪酸はコレステロールを下げる作用をがあります。動物性脂肪1に対し植物性脂肪や魚類の油を2の割合で摂ることをお勧めします。

★食べ過ぎないように注意してください

食べ過ぎは、脂肪の過剰摂取を招き肥満の原因となります。1日に摂取するカロリーを適正にすることが大切です。これには標準体重から1日に必要なエネルギーを求め、過不足のないエネルギーを摂取することを心掛けましょう。

★アルコールやジュース類に注意

アルコール、菓子、ジュース類は、摂りすぎると中性脂肪を高めますので、摂取に注意が必要です。

★ビタミンを多く摂取すること

LDLコレステロールは酸化されると動脈硬化を促進します。ビタミンEやC、カロチンには、コレステロールの酸化を防ぐ作用を持っています。

★コレステロールの多い食品を避けること

当然のことながら、コレステロールを多く含む食品は避けるのが原則です。コレステロール摂取量は、1日300mg以下が目安といわれています。特に卵は、注意が必要で、1回に丸ごと1個食べないようにするのも工夫の一つです。ニワトリ以外の卵類などもコレステロール含量が多く、避けるべきもので、このほかにも注意して下さい。